育児休業、実際どう? 男性目線で語る“育休1ヶ月目”のリアル

育休ライフ

こんにちは!絶賛育児休業取得中のりょつです。
「育児休業を取ってみたいけど、実際どうなの?」
そんな風に悩んでいる男性の方へ、僕の実体験をもとに、育休1ヶ月目のリアルをお届けします。

現在、僕は30代半ばの営業職。第一子の誕生に合わせて、思い切って育児休業を取得しました。職場の他部署にはちらほら男性の育休取得者がいるものの、担当顧客を持っている営業マンとしては初めての育児休業取得者になりました。
幸い、チームの上司やメンバーは嫌な顔ひとつせずに送り出してくれたおかげで、育児にどっぷりと向き合うことが出来ています。買い物以外でほとんど外出せずに息子と一緒に過ごしていますが、言葉も発さないわが子とのふれあいは人生観を変えるような力があると感じています。


■育休を取った理由

そもそも、なぜ育休を取ろうと思ったのか。

正直な話、妻の妊娠が分かる前は男性の育休なんて他人事だと思っていましたし、自分が取るとしても出産立ち合いとか退院の日くらいかなと思っていました。
なんなら取得に対しての一番の理由は「妻の溜飲を下げたい」だったように思います(産後大変だったのに育休すら取ってくれなかったとグチグチ言われたら面倒だなと思っていました。今思えばひどい。。)
ただ、妊娠が発覚し、検診時の話を妻から聞くにつれて少しずつ父親になるイメージがわいてきたこと、お腹が大きくなり日頃の生活や移動すら大変になっていく妻を見て、「産後の妻の負担を少しでも軽くしたい・生まれてくる我が子となるべく長い間ずっと一緒にいたい」という想いが出てきました。
また、最近では“男性の育休取得”の話題が増えたこと、2025年4月からの制度改正など、すべてが我が家にとってプラスに働いてくれたと感じます。そして、せっかく育児休業を取ったなら、自分がしっかり体験したリアルな声を伝えようと思い、ブログをはじめました。


■最新版!育休1ヶ月~のスケジュール

想像以上に大変、でも想像以上に尊い。それが1ヶ月経った今の正直な感想です。

生後約6週くらいの息子と過ごす我が家の1日は、だいたいこんな感じです。

  • 4:00 泣き声で起床。僕か妻、起きれた方がおむつ替え&ミルク(0か月時よりも少し夜中寝てくれる時間が長くなってきました!)
  • 7:00 ミルク(妻が起きていれば授乳も)と、晴れていれば洗濯(子ども用・大人用で最低2回)
  • 8:00 自分たちの簡単な朝食(眠ければ無理せずに二度寝)、その他自分たちの自由時間
  • 10:00 ミルク&授乳 出掛ける用事があれば外出セットの準備
  • 12:00 お昼ごはんの準備&片付け 来客予定があれば急いで家中の掃除
  • 13:00〜 午後も3時間ごとにミルク おむつ替えは発生ベース(生まれたての頃に比べて頻度が減ってきました!)
  • 15:00 赤ちゃんが寝ていれば、少しだけ自由時間か食材の買い物。寝ていなければバウンサーとおしゃぶりを駆使してひたすら対応
  • 17:00 夕食の準備開始
  • 19:00 ミルクをあげて大人も食事
  • 21:00 子どもとお風呂→保湿→ミルク
  • 24:00 なぜか一番のぐずりタイム・・・!ミルクをあげて寝かしつけして寝付いたのを確認後、親も電池切れで就寝

この間も、赤ちゃんがぐずったり、思わぬトラブル(うんち漏れや吐き戻し)があったりで、常に気が抜けません。
世話しながらYouTubeやテレビを見ることはできますが、しっかりと集中して何かに取り組む時間を取ることが難しいです(ブログを書かない言い訳)


■育児の大変さを「知識」から「実感」に変える

育休前も「育児は大変だろうな」と頭では分かっていました。でも、実際にその現場に飛び込むと、想像とは全く違うリアルがありました。

まず、自分のペースで動けない。
すべて、子供のタイミング次第。3時間ごとにやってくるミルクと・発生ベースのおむつ替えやギャン泣きの対応は、終わりが見えません。

さらに、「泣き止まないときのプレッシャー」。一か月毎日対応していれば、だいたい何で泣いているのか想像がつくようになってきました(なんなら、妻より自分の予想の方が当たっているかも?)
ただ、24時頃のギャン泣きはいまだに理由が分かりません。。妻が寝ている時間に泣かれた時も、睡眠時間を邪魔したくないので早めに泣き止ませたいのですが、そういう時に限って難航します・・・泣
これが続くと、分かっていても結構メンタルにきます。

でもその一方で、子どもが笑った瞬間や、すやすや寝てくれた時の幸福感は、何物にも代えがたいものでした。「この子のためなら頑張れる」という言葉もあながち間違いではないんだなと思えてしまう。自分も順調に親になっている証拠なのかもしれません。


■夫婦関係にも変化が

育休に入ったことで、夫婦のパートナーシップにも変化がありました。

以前から、「極力家事は分担」していました。でも今は、完全に“育児も家事もチーム戦”。「今そっちが大変なら、こっちやるよ」と自然に助け合えるようになってきました。結果的に自分が対応する量が多かったとしても全く気にならなくなりました。
ただ、お互いまだ慣れない育児に余裕がなくなる時はあります。そういう時こそちゃんと言葉に出して、感謝や謝罪を伝えることが大切だと痛感しました。


■育休中の“孤独感や不安感”との付き合い方

これはあまり語られないかもしれませんが、育休中は“孤独や不安”も感じます。

平日の日中は普段であれば仕事をしている時間。もちろん会社や同僚は今まで通りに業務が進行している状態です。
SNSやニュースを見ても、自分だけ取り残されているような感覚になることがあります。

僕は、意識的に「没頭する時間」を作るようにしました。

  • 気になっていたけど読めていなかった本を読み漁る(インプット)
  • ブログやSNSで自分の思いを発信する(アウトプット)

上記がそのままダイレクトに仕事に活きるわけではありませんが、職場復帰したときにブランクを感じさせないように、周りに置いて行かれないように。
今までやりたかったけど出来ていなかった自己研鑽をすることで、「漠然とした復職への不安」を取り払おうとしています。
結果的にどうだったのかはまた復帰後に書いてみます!


■育休を取って良かったと思う瞬間

一番は、子どもの成長を“毎日、間近で見られる”こと。

昨日までと同じような1日がずっと続く感覚の中でも、今日初めてする表情がある。それを見逃さずにいられるのは、育休を取ったからこそです。
生まれたころからまだひと月ちょっとしか経っていないのに、日に日に顔が変わったり、表情が増えたねと妻と話ができる。いまのこの瞬間が、なによりもかけがえのない宝物になりました。


■これから育休を考えている男性へ

「仕事を休むのは不安」
「職場の目が気になる」
「収入が減るのは困る」
「何をしたらいいか分からない」

その気持ち、よく分かります。でも、育休は“家族と向き合う最高のチャンス”です。そして、育児は“やってみないと分からない”ことばかり。取って後悔することは、きっとありません。
仕事もお金も、極論後でどうにか出来る可能性がありますが、子どもの成長を間近で見られるチャンスは2度とありません。


■最後に

男性の「育休」や「育児」というキーワードが、もっと当たり前に使われる社会になりますように。そして、育休を取ることが、特別ではなく“自然な選択肢”になることを願っています。

我が家のリアルな日々が、これから育児に関わるあなたの参考になれば幸いです。

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